「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
あんな節操のない下品な国の王女と結婚なんか冗談じゃない。

そうでなくても、この先・・

キルクーク以上に僕のことを想ってくれる人と出逢えることなんか・・絶対にない。。

ない・・。

キルクークは・・きっと僕を大事にするだろうし・・。

ローレルは、真っ赤になり、小さくほんの僅かにうなづいた。

同時にキルクークは

思い切りローレルの体を抱き寄せていた。

ああ、柔らかな肌。

男姿の時の体は触ったことはあるのだ。

そう、いやらしい意味ではなくて・・

だが、はじめて美しいローレルの体を抱きしめている。

これ以上興奮することがあるだろうか・・。

「き、キルク・・苦しっ。」

腕の中にすっぽり収まったローレルの息を止めてしまうほど強く抱きしめていたようだ。
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