「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
楽しんでるか、だって?

楽しいわけがない、だろ!

とは、言えない。

さすがに・・

アーシャだって、僕と同じなのに・・どうしてこいつはこうも前向きなんだろうか。。

「お前は満喫してるみたいだな。」

皮肉を込めてそう答えたのに、アーシャはあっけらかんと「まあね」と答えて言った。

「運命は受け入れなきゃ仕方ないし、もう15年このまま、なんだから楽しまなきゃソンだし。」

・・それをいうなら、僕なんか17年だ。

17年も・・このまま・・だ。

「兄さんも彼女でもつくってみれば?もう、子供じゃないんだしさ。」

・・・・

「え、お・・お前そういうの・・。」

驚きすぎて言葉が紡げなくて、ローレルは身を乗り出した。

アーシャは扇で口元を隠して微笑んだ。

う・・なんか色っぽい・・!
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