「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
パーティの最中に0時を過ぎるようなことがあったら大変だもんな・・。

僕も・・

「着替えられますか?」

「え?」

「お疲れでしょう?湯殿の準備をしますから、着替えられてはどうです?」

ううん・・

ほんとに優秀だ。

変なこと考えるのはよそう。

こんな奴でも、直属侍従だし。

まさか、まさか、まさか!変なことしたりするわけがないし・・。

「そうする。」

衝立の後ろに回って堅苦しい衣装を剥ぎ取った。

それから、キルクークの用意してくれている夜の衣装を・・

・・・

?!

「キルクーク!?」

ローレルはその衣装を掴んだまま、湯殿の準備をしているはずのキルクークを呼んだ。

ちょっ・・これ・・

「なんです?」

「なんです、じゃないよ。これ、どういうことだよ!」
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