どうも、うちの殺人鬼(カノジョ)がお世話になってます。
「お待たせしました。連れて参りましたよ」
戻ってきた施設長が扉を開けた。
施設長の後ろにいたのは……
「失礼致します」
写真以上の儚げな美貌をもつ少女。
『市木 小紺』だ。
御曹司と会うから身綺麗にしたのか、白いブラウスにフレアスカートという、さっきと違う上品な服装に変わってる。
何故自分が呼ばれたのかよく分かっていないようで、不思議そうに俺達の顔をまじまじと見ていた。
「唐沢 時流だ。よろしく」
「蝶野と申します」
「真吹です!」
一応会釈をしておく俺達。
「市木……市木 小紺、です。以後お見知りおきを」
彼女も軽く頭を下げてから、施設長の隣に腰を下ろした。
まだ詳しい話をしていなかったのか、施設長はここで事情を話す。