どうも、うちの殺人鬼(カノジョ)がお世話になってます。
「じゃ、俺はお前が入ってる間に本でも読んでるから、ゆっくり入浴しててくれ」
「はい」
よし。
これで問題無いだろ。
残念だったな、真吹!お前の妄想通りに事は進まないぞ!
きっと、今ここにいたら『むう〜、ラッキースケベ期待してたのにー!』とか言うだろうな。
頭の中で、小悪魔スタイルの真吹をデコピンして吹っ飛ばす。
ふん!久々に勝った気分だ。
俺はリビングのソファに悠々と腰かけ、本を手に取って読み始めた。
カチ、カチ、カチ、カチ……
静かな部屋に、掛け時計の振り子の音と俺が本のページを捲る音だけが響く。
……大丈夫だろうか?
床で滑ったりしてないだろうか?
湯船で溺れてないか……って、俺はヘリコプターペアレントか?!
いくら市木でも、そこまでドジではないだろ。
だが、心配だな……
俺は本を閉じて、席を立った。