どうも、うちの殺人鬼(カノジョ)がお世話になってます。

「じゃ、俺はお前が入ってる間に本でも読んでるから、ゆっくり入浴しててくれ」

「はい」


よし。

これで問題無いだろ。

残念だったな、真吹!お前の妄想通りに事は進まないぞ!

きっと、今ここにいたら『むう〜、ラッキースケベ期待してたのにー!』とか言うだろうな。

頭の中で、小悪魔スタイルの真吹をデコピンして吹っ飛ばす。

ふん!久々に勝った気分だ。

俺はリビングのソファに悠々と腰かけ、本を手に取って読み始めた。



カチ、カチ、カチ、カチ……



静かな部屋に、掛け時計の振り子の音と俺が本のページを捲る音だけが響く。

……大丈夫だろうか?

床で滑ったりしてないだろうか?

湯船で溺れてないか……って、俺はヘリコプターペアレントか?!

いくら市木でも、そこまでドジではないだろ。

だが、心配だな……

俺は本を閉じて、席を立った。

< 41 / 109 >

この作品をシェア

pagetop