桜の季節、またふたりで
「家庭訪問の何倍も緊張したし、来るのやめようかって何度も悩んだ」
カズは、あらかじめ言おうと思っていたことを吐き出すように話し出した。
「曖昧なままにしておけば、また美春は戻ってきてくれるんじゃないか、なんて淡い期待もあったりしてさ。
でも、美春が望んでいるのは、五十嵐さんとやり直すことだってわかってるし、五十嵐さんも本気なんだってわかったから。
美春、今までありがとう。
今日で、終わりにしよう」
そこまで一気にまくしたてると、カズは落ち着いたのかコーヒーを一口飲んだ。
「カズ、ごめんね」
「謝んなよ」
「カズが支えてくれなかったら、今の私はいなかったはずなのに、そんな大切な人を傷つけて、本当にごめ・・・」
「謝んなくていいから、な?」
泣かないって決めていたのに、涙が一筋こぼれてしまった。
「美春、泣くなって」
「あっ、ケーキあるんだった、持ってくるね」
カズは、あらかじめ言おうと思っていたことを吐き出すように話し出した。
「曖昧なままにしておけば、また美春は戻ってきてくれるんじゃないか、なんて淡い期待もあったりしてさ。
でも、美春が望んでいるのは、五十嵐さんとやり直すことだってわかってるし、五十嵐さんも本気なんだってわかったから。
美春、今までありがとう。
今日で、終わりにしよう」
そこまで一気にまくしたてると、カズは落ち着いたのかコーヒーを一口飲んだ。
「カズ、ごめんね」
「謝んなよ」
「カズが支えてくれなかったら、今の私はいなかったはずなのに、そんな大切な人を傷つけて、本当にごめ・・・」
「謝んなくていいから、な?」
泣かないって決めていたのに、涙が一筋こぼれてしまった。
「美春、泣くなって」
「あっ、ケーキあるんだった、持ってくるね」