桜の季節、またふたりで
竣くんの28歳の誕生日の、クリスマスイブ。


ふたりで、あらかじめオーダーしていた結婚指輪を受け取りに行った。


お互いに贈る、クリスマスプレゼント。


私の指輪の方が金額が高いんだけどね。


そして、プロポーズされた思い出のレストランで、ディナーコースを満喫した。


竣くんはなぜか、大好きなアルコールを飲まなかった。


お店を出て、竣くんは近くのコインパーキングへ向かった。


日曜だったから、私は家からお店へ行ったけど、竣くんは仕事終わり直行したから車なんだって気づいた。


「竣くんごめんね、車だったからノンアルコールだったんだね」


「いや、一度帰って車置いてきてもよかったんだけど、美春を連れていきたいところがあったから」


「そうなんだ、どこだろう」


竣くんはニヤッと笑って、車を発進した。


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