たとえ君が私の記憶をなくしても


「なんで私に話しかけてくるんですか・・」


「あ!全員揃ったみたいだし 早くいこ!」


そう言うと風見君は私の手を強引に引っ張って皆のところへと連れて行く


「佐久間さん連れてきた! これで全員だな」


「お〜」


するとなぜかクラスの男の子たちが声を揃えて言う


「おい! ていうかどさくさに紛れて、佐久間さんと手を繋ぐな!」


えっ? 私は手を見て途端に恥ずかしくなる。


「あっ! ほんとだごめん佐久間さん!」
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