シグナル

「実は商店街で暴れまして…

刃物を振り回し、

人々を襲っていたんです」

「そんな…

何かの間違いじゃないですか?」

「うちの子にそんなだいそれた事が出来る訳ないじゃないですか!」

「ですがうちの署員が目撃していますから、

間違いありません!」

この時の美智代は、

怒りと戸惑いが入り混じった、

複雑な表情を浮かべていた。


そんな時青木は追い討ちをかけるかのごとく、

更に話しかけてきた。

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