永遠のキミに恋をする。
男子生徒が、1人。
だれ…?
ていうか…
「寝てる…?」
上靴の色からして、1年生だけど…。
もしかして、部活見学にきたの?
…でも、なんで寝て…。
私は、まじまじとその男子生徒を見つめた。
「綺麗な髪…」
思わず、髪に手を伸ばした。
ふんわりと、はちみつのような香りがする。
わ…、凄いサラサラ。
触るの、癖になりそう…。
再び髪に手を伸ばそうとした時。
「んぅ……」
何かをうなって、その生徒はうつ伏せから姿勢を変えて、顔を横に向け、再び眠りに落ちていった。
顔も、綺麗…。
白い、きめ細かい肌。
上を向いた、長いまつげ…。
すうすうと寝息をたてるその生徒は、とても純粋で綺麗に見えて。
「…きっと、中身も綺麗なんだろうなぁ」
ぷに、と頬を触った。
じいっと顔を見つめる。
何故か、凄い吸い込まれるような感覚。
自然と顔が近づくーー…
「うわああぁぁぁっ!?」
バターン!と勢い良く閉まるドアの音。
そして、誰かの悲鳴。
それに思わず、ビクリと肩を震わした。
って、私、なにやってっ…!
「ご、ごめんなさいっ!」
私は、まだ寝ているその男子生徒に謝って、文芸部室を出た。
わ、私、何をしようとしてたの…?
部室から出て、すぐ横の壁にずるずると座り込む。
顔が、凄く、熱い…。
「なぁ、氷室まどか…」
「ふわぁっ!?」