一途な御曹司は、ウブなお見合い相手を新妻にしたい
「南さんにとってそんな相手は、私じゃなくて笹本さんじゃないんですか……?」
「……え、どうして真理愛なの?」
意味がわからないと言いたそうに顔をしかめる南さん。
「南さんにとって笹本さんは、特別な存在ですよね? 昨日南さんから笹本さんの話を聞いて、そう感じました」
「それは家族みたいな存在だから。特別の意味が違うよ。……ミャーにとっての海斗くんと同じだよ」
私にとっての海斗と同じ……? 本当にそうなの?
信じられなくて責め立てるように言ってしまった。
「すみませんが信じられません! だって笹本さんの話をするときの南さん、すごく優しい顔をしています! ……それに南さんは、今まで誰も好きになったことがないから、気づけていないだけかもしれません。本当に好きなのは、いつもそばで支えてくれている笹本さんなんだって」
そうだよ、気づいていないだけなのかもしれない。
一度出た感情は抑えることができず、席を切ったように溢れ出していく。
「……え、どうして真理愛なの?」
意味がわからないと言いたそうに顔をしかめる南さん。
「南さんにとって笹本さんは、特別な存在ですよね? 昨日南さんから笹本さんの話を聞いて、そう感じました」
「それは家族みたいな存在だから。特別の意味が違うよ。……ミャーにとっての海斗くんと同じだよ」
私にとっての海斗と同じ……? 本当にそうなの?
信じられなくて責め立てるように言ってしまった。
「すみませんが信じられません! だって笹本さんの話をするときの南さん、すごく優しい顔をしています! ……それに南さんは、今まで誰も好きになったことがないから、気づけていないだけかもしれません。本当に好きなのは、いつもそばで支えてくれている笹本さんなんだって」
そうだよ、気づいていないだけなのかもしれない。
一度出た感情は抑えることができず、席を切ったように溢れ出していく。