一途な御曹司は、ウブなお見合い相手を新妻にしたい
「今は南さん、気づけていないだけでこの先、もっと仕事で辛いことがあったりしたら、自分の気持ちに気づくときがくるかもしれません。……そうなったら私、辛いです」
私だけに向けられている甘い瞳も、囁いてくれる愛の言葉も、全部否定されてしまったら辛い。
この先もずっと一緒にいたら、南さんのことをもっと好きになってしまうから。それなのに本当に好きなのは私じゃなかったって言われたら、辛いよ。
感情は昂ぶってしまい、涙が溢れそうになり慌てて視線を落とした。
「じゃあ教えてくれる?」
「――え、キャッ!?」
肩を押され、そのままソファに倒れ込んでしまった。するとすかさず南さんが覆い被さってくる。
「ミャーに自分の気持ちを否定されて、胸が張り裂けそうなくらい苦しいって感じてしまっている僕の感情がなんなのか、教えてよミャー」
苦しそうに表情を歪め、私を見下ろす南さん。初めて見る彼から視線を逸らせない。
「確かに僕は、ミャーと出会うまで誰も好きになれなかったし、恋愛にも興味がなかった。でも今は違う。ミャーと会えると嬉しい、一緒に過ごせるだけで幸せな気持ちになれる。……それと同時に醜い感情も抱いているよ。海斗くんとふたりで買い物している姿を見たときは、苛立ってしまったし、ミャーを絶対に渡したくないって思った」
「南さん……」
私だけに向けられている甘い瞳も、囁いてくれる愛の言葉も、全部否定されてしまったら辛い。
この先もずっと一緒にいたら、南さんのことをもっと好きになってしまうから。それなのに本当に好きなのは私じゃなかったって言われたら、辛いよ。
感情は昂ぶってしまい、涙が溢れそうになり慌てて視線を落とした。
「じゃあ教えてくれる?」
「――え、キャッ!?」
肩を押され、そのままソファに倒れ込んでしまった。するとすかさず南さんが覆い被さってくる。
「ミャーに自分の気持ちを否定されて、胸が張り裂けそうなくらい苦しいって感じてしまっている僕の感情がなんなのか、教えてよミャー」
苦しそうに表情を歪め、私を見下ろす南さん。初めて見る彼から視線を逸らせない。
「確かに僕は、ミャーと出会うまで誰も好きになれなかったし、恋愛にも興味がなかった。でも今は違う。ミャーと会えると嬉しい、一緒に過ごせるだけで幸せな気持ちになれる。……それと同時に醜い感情も抱いているよ。海斗くんとふたりで買い物している姿を見たときは、苛立ってしまったし、ミャーを絶対に渡したくないって思った」
「南さん……」