一途な御曹司は、ウブなお見合い相手を新妻にしたい
玄関先でお願いされたまま、どうしたものかと立ち尽くしてしまっていると、お風呂を出たばかりのお父さんが気付き、いつもの調子で腰にタオルを巻いた状態で様子を見に来てしまった。
「おーい、美弥どうした? またしつこい新聞勧誘か?」
「ちょっ……! お父さんっ!」
現れたお父さんにすぐさま声を上げるも、時すでに遅し。
ばっちりタオルを巻いただけの状態のお父さんは、南さんと対面を果たしてしまった。
まさか南さんが訪ねてきているとは夢にも思わなかったであろう彼は、驚きすぎて南さんを見つめたまま微動だにしない。
南さんも南さんで、いきなりタオル一枚で現れたお父さんに、目を瞬かせてしまっている。
どうしたものだろうか、これは。
頭が痛くなり、手で額を押さえてしまう。
「えっと……すみません、入浴中に突然お伺いしてしまい」
ぎこちない笑顔で言った南さんに、お父さんはハッと我に返り、タオル一枚ですかさず「お見苦しいものをお見せしてしまい、申し訳ありませんでしたーっ!」と、スライディング土下座したのは、言うまでもない。
「おーい、美弥どうした? またしつこい新聞勧誘か?」
「ちょっ……! お父さんっ!」
現れたお父さんにすぐさま声を上げるも、時すでに遅し。
ばっちりタオルを巻いただけの状態のお父さんは、南さんと対面を果たしてしまった。
まさか南さんが訪ねてきているとは夢にも思わなかったであろう彼は、驚きすぎて南さんを見つめたまま微動だにしない。
南さんも南さんで、いきなりタオル一枚で現れたお父さんに、目を瞬かせてしまっている。
どうしたものだろうか、これは。
頭が痛くなり、手で額を押さえてしまう。
「えっと……すみません、入浴中に突然お伺いしてしまい」
ぎこちない笑顔で言った南さんに、お父さんはハッと我に返り、タオル一枚ですかさず「お見苦しいものをお見せしてしまい、申し訳ありませんでしたーっ!」と、スライディング土下座したのは、言うまでもない。