【新】レンタルフレンド~お友達をお貸しします~
「みんなと暗くなるまで一緒に遊びたかった!

泥んこ遊びがしたかった!

駄菓子屋に行って、駄菓子を食べたかった!

お母さんのご飯よりも、マクドナルドのハンバーガーを食べたかったドーナッツを食べたかった!

お父さんが選んだ服なんかよりも自分が選んだ服が欲しかった!

カラオケに行きたかった!

クレープもパンケーキも食べたかった!」

「安里ちゃん、お願いだからもうやめて!」

「どうして安里には友達がいないの!?

どうして無視されなきゃいけないの!?

何で仲間外れにされなきゃいけないの!?

つまらないって、何が!?

みんなと同じように遊びたいだけなのにー!」

安里は泣き叫んで、両親が止めるのも聞かずに暴れ続けた。
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