偽りの副会長に恋をした
校門でしばらく待っていると、立花先輩は2人分のカバンを持ってやってきた。

「お待たせ。待たせちゃったかな?」

…このセリフって、普通女子の言うセリフだよね?つまり、私が言うセリフじゃない?←

「…いいえ、そんなに待ってませんので大丈夫でふ。それより、早く私のカバンを返してください」

「ダーメ!!カバンを返したら、僕を振り切って帰りそうだから、まだカバンを返しませーん!!」

この人は女子か!?話し方が女子っぽい感じに、全く違和感を感じない←

先輩、生まれて来る性別間違えたんじゃ…!?

「…ねぇ、変なこと考えてる?」

「イエ、カンガエテマセン」←

何でこう人って、自分の悪口にはすごく敏感なんだろ…

一瞬『ドキッ!?』ってなったよ!!めっちゃビックリしたよ!!!

「じゃあ、帰ろうか。それと、僕から逃げようなんて考えないでね?」

いや、逃げませんよ。カバン返してもらってないですし。そんか怖いオーラ放ちながら、笑顔で言われても…ねぇ?

「分かりましたから、早く帰りましょう」

こんな所に長居して、部活帰りの生徒にでも見られたらどんな嫌がらせを受けるのかと、考えると恐ろしすぎる!?

それを考え出すと、最早ため息しか出てこない

「ほら、早く帰るんでしょ?行こ!」

先輩は、私の手を掴んできた。あまりのことで頭が混乱する。

すると、先輩は私の手を握られながら、歩き出す。

「えっ!?あっ、ちょっと!?」

振りほどこうにも、がっちりと手を握ってるから振りほどくことは出来なかった。

結局、私達はそのまま一緒に帰ることになったのだった。


< 15 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop