猟犬に愛された姫~ドリームライブ~
大将side
春の行動に俺は驚いた。
『早く。』
稚菜がそう言うとみんな円になり
隣りにいるやつの肩に腕を回した。
『あたしのファーストライブ!
そして大将と安藤くんの大会!
最高の笑顔と喝采を!』
本当は苦しいはずなのに
稚菜は元気よく叫んだ。
グローブをつけたパンチを
もろくらったんだ。
平気なわけがない。
しかもあの選手はいつもランクインしてるやつだ。
さっき稚菜の胸元を見た時大きなアザになってた。
時折見せる稚菜の苦しそうな顔。
ライブまであと15分を切った時
俺の横を誰かが通りすぎた。
『あなた…さっきの。』
そこには稚菜を誤って殴ってしまった
選手が俺達が使っている氷袋を
稚菜にわたした。
「すみませんでした。それで少し冷やしてください。」
『ありがとう。』
ニコッと微笑んだ稚菜は
氷袋を受け取り胸元を冷やした。
でも俺は稚菜のある変化に
気づいてしまった。
「お前…足どうした?」
稚菜は俺がそう言うと
顔をしかめた。
春の行動に俺は驚いた。
『早く。』
稚菜がそう言うとみんな円になり
隣りにいるやつの肩に腕を回した。
『あたしのファーストライブ!
そして大将と安藤くんの大会!
最高の笑顔と喝采を!』
本当は苦しいはずなのに
稚菜は元気よく叫んだ。
グローブをつけたパンチを
もろくらったんだ。
平気なわけがない。
しかもあの選手はいつもランクインしてるやつだ。
さっき稚菜の胸元を見た時大きなアザになってた。
時折見せる稚菜の苦しそうな顔。
ライブまであと15分を切った時
俺の横を誰かが通りすぎた。
『あなた…さっきの。』
そこには稚菜を誤って殴ってしまった
選手が俺達が使っている氷袋を
稚菜にわたした。
「すみませんでした。それで少し冷やしてください。」
『ありがとう。』
ニコッと微笑んだ稚菜は
氷袋を受け取り胸元を冷やした。
でも俺は稚菜のある変化に
気づいてしまった。
「お前…足どうした?」
稚菜は俺がそう言うと
顔をしかめた。