桜時雨の降る頃





この頃、双子たちにも多分好きな人は本当はいなかったと思う。


わたしもいなかった。

それが3人のバランスをうまく保っていたんだろう。



朔斗がつこうとした“どっちかと付き合ってることにする” っていう嘘。


この嘘がいつか真実になる日が来ることも

この時のわたしは想像もしていなかった。



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