恋におちて
「う……ん」
食事を終え、部屋に入り
オートロックの鍵の音がするかしないか
で、俺の首に腕を回すさなえ。
「あきら…」
誘う声に答えて唇を塞ぐ。
本人曰く175㎝の身長に踵の高いヒールを
履くと差ほどの身長差はなく、
背伸びをすれば俺の唇に届くさなえの
腰を抱く。
うっ…
絡まるさなえの膝が俺の太ももに当たり、
痛みを感じ、一瞬息が詰まった。
物足りないと後を追うさなえの唇を離し、
部屋の中へと促す。
痛みで体の熱もひいてくが
無理だと言える状況でもなく、
さなえをベッドに横たえながら
何時間の睡眠がとれるか考えていた。
あと一年インターンが残るさなえ
藤代 さなえは一つ下の25才。
モデル並のスタイルと、顔で
院内でも街中でも目立つ存在だ。
医者を目指すだけあって
頭はいいし、気も強い。
親の跡をとるためだと本人がいうように、
両親共に医者だそうだ。
同じ職業ってこともあり、
会えない日が続いても軽い嫌みで
すむのが楽で付き合いも4年になる。
「やぁ…あっ ああぁっ…」
さなえの声に他の事を考えてた意識を
引き戻され、冷めきった自分の熱を
あげることに集中した。