サムライ君とメガネちゃん
名前と、出身地等が記されている

眼を皿のようにして、書かれた字を追う

昔の書体の上、所々破れかけているので、

なかなか読めない

さすがの歴女も、お手上げのようだ

「おじいさん、これは…」

たまりかねて、ミハルちゃんが説明を求め



「おお、今の人にはちょっと難しすぎるか

のう…ええと…」

「…日高六郎、…村出身…

平 熊三郎、…村出身…」

老神主が名簿の字を追う

「…法寺…、…之進?かな?……村出身…」

あった。テツ君だ。

ここにいたのだ、彼は…

「ちょっと、お待ちなされ」

老神主は奥の部屋に引っ込み、また別の古

めかしい箱を持って現れる

「ここにおった若いおさむらいさんたち

の、手記のようなものじゃ
< 342 / 362 >

この作品をシェア

pagetop