キミとまた違う未来で、この桜を見上げよう。
「あらあらこんなに泣いちゃって。
泣き顔は小さいときと変わらないわね」
「…一言……余計よ…っ」
泣いても涙を拭かないのもあの時のままね。
お母さんはそう言いながらポケットからハンカチを出して涙を拭いてくれた。
お母さんにされるがままになっていると背後から肩に温もりを感じた。
振り向くと少し目元に涙をためた七笑がいた。
「よかったね……みーこ…っ」
なんであなたが泣いてるのよ?
そう言おうとしてもその姿を見てまた涙が溢れてしまった。
七笑の癖で乱れてる髪を更に乱すように頭を撫でたら、七笑は堪えていた涙を流して私に寄りかかってきた。
私と七笑がお互いに泣いている時、旭はお母さんと話していたようだけど笑っているから大丈夫そうだ。
しばらくして泣き止んでからもお母さんと今までのことを話した。
お母さんは私を置いて一緒になった人とは結局うまくいかず、すぐに別れたらしい。
「…愛娘を置いてまでついていったのに、ほんとバカなことしたと思ったわ」とお母さんは苦笑いをした。
この前みかけたのは今の旦那さんらしく、その人とはうまくいってるみたい。
お母さんもここまでくるのに色々あったみたいだけど、今は幸せそうで安心した。