キミとまた違う未来で、この桜を見上げよう。
だったらあとは私達が背中を押すだけだ。
「…乃々葉。あなたが私とお母さんの話をどこから聞いていたか分からないけど、お母さんに言われたの。
"どんなに嫌われていても"家族"であることに変わりはない。
家族の危機を家族である私が助けないでどうするの?
それが家族である私しか助けられないから尚更助けなきゃ"って
私もきっと私しかお母さんを助けられないとしたら、嫌々助けたと思う」
「そうそう!アタシがもし乃々と姉妹で、乃々にめっちゃ嫌われてたとしても、アタシが乃々を助けられるなら乃々に殴られても乃々を助けるよ!」
「七笑。なんか例えが変じゃないか?」
「えぇ!?すごくいいと思ったんだけどな~…」
「まぁまぁ亜沙美。…七笑にしては、ね?」
「みーこひどい!」
頬を膨らませて怒る七笑を見ておかしくて、私は七笑の膨らんだ頬をつついて潰した。
乃々葉はそんな私達を目を丸くしてみていたけど、次第に肩を震わせて笑いだした。
「アハハハ…ッ!あんた達、ほんとバカすぎ」
「あ!アタシ知ってるよ!
乃々がバカっていうのは愛情の裏返しだって!
だからほんとは"大好き"ってことだよね!」
「は?何言ってんの?バカなの?」
「え、今のは本気っぽいんだけど!?み~こ~…」
七笑にしては良いことを言ったけど、乃々葉には叶わず涙目で私に抱きついてきた。