キミとまた違う未来で、この桜を見上げよう。
でも乃々葉を見たらどこか吹っ切れたようなスッキリとした表情をしていた。
私は悲しんでる七笑を剥がして、乃々葉の手を優しく包み込んだ。
「…あなたにとって最低な家族でも、あなたのお父さんにとっては最愛の家族なんでしょ?
乃々葉を探して頼むくらいだもの。
大丈夫。何かあっても私達がいるから、ね?」
「うん。あたし達が傍にいるよ」
「乃々、ちゃん!」
「のーの!大丈夫だよ!」
「…っ!ほんと、…バカよ、あんた、たち…っ」
私が乃々葉の手を握ったら亜沙美、希穂ちゃん、そして七笑も続いて手を重ねた。
乃々葉は目を丸くしてわずかに目元に涙を溜めて、でも流さないように天井を向いて空いてる片手で目を覆った。
そして深呼吸して手を離すと既に涙は綺麗に消えていて、乃々葉は私達の手をそのままにどこかに電話をかけた。
「…もしもし?あーしだけど………いいよ、輸血。やってあげる」
この言葉を聞いて私達はみんなで笑い合った。