キミとまた違う未来で、この桜を見上げよう。
どれだけ嫌われていても、どれだけ嫌っていても助けられるのはあーししかいない。
それを見捨てたら大嫌いなあいつだけど、命を落としてしまうかもしれない。
心音を庇って助けようとしたけど、心音を助けられなかった。
あーしの血液だけでどうにかなる手術じゃないけど、でも母親は助けようと思えば助けられる。
それなら助けないと大好きな妹に顔向けできない。
「…七笑…いや、みんなのこと信じてみようかなっておもったんだよね」
「…の~の~!」
「げ、七笑…っ」
何を忘れていたんだろう。
美瑚がいるなら金魚の糞みたいに七笑もいるってことを。
飲み物を買いに行っていたのか持っていた缶ジュースをその場に落として、あーしに抱きついてきた七笑。
聞かれてた。
聞かれたくなかった奴に。