キミとまた違う未来で、この桜を見上げよう。
「…この話は置いといて。
幼なじみだから言えないこともあるだろうけど、でもいつかは言わないとずっと伝わらずに終わっちゃうんだよ?
そんなことしたって後悔しか残らない。
だから僕はいつか美瑚に伝えようって思う」
ずっと好きという気持ちを隠して幼なじみとして関わっていたら、もしかしたら広瀬くんは違う人と付き合って最悪の場合、結婚してしまうかもしれない。
そうしたら亜沙美は?どうなるの?
どうしてあの時、広瀬くんに想いを伝えなかったんだろうって後悔するはず。
後悔が枷になってこの先の人生が歩けなくなってしまうかもしれない。
そんな風になってほしくない。
そのために私は……
旭を見ると私の表情で分かったのか微笑んでくれた。
「旭!なに台所でイチャついてんだ!」
「おい、恵司!」
「みーこー!いつから旭さんとそういう関係に!?」
「ちょ、なにバカなこと言ってんの…っ!?」
台所で二人して笑い合っていたら居間からうるさい兄妹にからかわれた。
それから4人で他愛もない話をして盛り上がった。