キミとまた違う未来で、この桜を見上げよう。
「……とは言え……」
私はどう行動をしたらいいんだろう。
七笑に相談したらきっと「本人に聞いてみよ!」なんて言って亜沙美に直接聞きそうだし。
乃々葉は「別に本人がそうしたいならほっとけば?」なんて興味なさそうだし。
本人になんて言えるわけないし。
また旭に相談するのもな……
「じゃ、これを職員室まで頼むよ」
「は、はい……」
どうしようか考えながら廊下を歩いていると女子生徒がクラス全員分のノートを先生に運ぶように言われてる姿が目に入った。
その女子生徒は私と同じクラスの子だった。
あのノートは宿題でさっき提出したやつだ。
授業ノートと宿題ノートを提出したから、クラス全員分はかなりの量があった。
あれを一人で運ぶなんてできるわけない。
職員室も校舎が違うから距離もかなりある。
教室には他にも生徒がいたけど、誰も手伝おうとはしていない。
そう思うより早く体がその子のところに動いていた。