泥酔ドクター拾いました。
「ほのかっ!!やめてくれ…」


たしなめるようにほのかの名前を呼びながら、無理矢理に彼女を引き剥がすと、少しだけ瞳を潤ませながら、俺の顔を見上げる。

「とっくに終わっているんだよ、俺たち」

「そんなの嫌っ!!私は崇也が好きなの!!!」

彼女の瞳から大粒の涙がこぼれ落ちる。自信家で、いつも勝ち気なほのかの見たこともないほどに傷ついた顔。
正直、今さらほのかに傷つかれたからって、もう遅いとしか言いようがないのだが。

それでも、俺とほのかの関係が終わったことをほのかにだって分かってもらわないと、新しい恋愛に進めないと思った。うん、お互いに。


< 132 / 225 >

この作品をシェア

pagetop