泥酔ドクター拾いました。
ふと後方で人の気配がして、そこがマンションのエントランスだということに気が付く。

どうやら、それは目の前の大和田先生も同じだったようで、顔を真っ赤にして目を泳がせる。
そんな様子を見てしまったら、私までますます恥ずかしくなって顔面が火を噴くように熱い。


「ちょっと、行こう」

大和田先生は私の手を取ると、階段を一気に駆け上がる。
私の部屋がある2階のフロアを通り過ぎて、一気に3階まで駆け上がる。


先生の部屋のリビングまでやってきて、ソファーに促されて座った時には、軽い息切れを覚えてしまった。


「もう」
「そんな、顔するなよ」
恨めしげに先生を睨むと、先生は肩を竦めながら笑った。

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