キミの螺旋
いつものように、あたしは何処かに沈んでいった…
でもどこかに意識はあって、催眠誘導する先生の声は聞こえてくるの。
「七年前の七月…貴女が最後に両親に会った日の事を思い出して…その日にもう一度戻ってください…戻れますか?」
最後に会った日…?
あたしは記憶の中を泳ぎ…突然、ある場所に引っ張られた。
『凛、ダメね。38℃。熱があるわ』
『えぇー?林間学校に行けないの?』
『当たり前でしょ?!学校に電話しておくから寝てなさいね』
…そうだ。
10歳のあの日、あたしは熱を出して学校に行けなかったんだ。
思い出した。
あたしは食欲もなくて、でも一応なんとかお粥を食べて薬を飲んで寝ていた。
《何でこんな日に熱なんか出るの?あーあ…行きたかったな…》
そう思いながら寝ていた。
だけど夜になっても熱は下がらなかった。
『薬、効かないわね。大丈夫?パパ…病院行った方がいいのかしら?』
『そうだな…』
『大丈夫だよ、ママ』
あたしは両親に心配させたくなくて言った。
『朝まで様子を見るか。でも凛、ツラかったら言うんだぞ?』
『うん、パパ、ママ…おやすみなさい』
『おやすみ』
でもどこかに意識はあって、催眠誘導する先生の声は聞こえてくるの。
「七年前の七月…貴女が最後に両親に会った日の事を思い出して…その日にもう一度戻ってください…戻れますか?」
最後に会った日…?
あたしは記憶の中を泳ぎ…突然、ある場所に引っ張られた。
『凛、ダメね。38℃。熱があるわ』
『えぇー?林間学校に行けないの?』
『当たり前でしょ?!学校に電話しておくから寝てなさいね』
…そうだ。
10歳のあの日、あたしは熱を出して学校に行けなかったんだ。
思い出した。
あたしは食欲もなくて、でも一応なんとかお粥を食べて薬を飲んで寝ていた。
《何でこんな日に熱なんか出るの?あーあ…行きたかったな…》
そう思いながら寝ていた。
だけど夜になっても熱は下がらなかった。
『薬、効かないわね。大丈夫?パパ…病院行った方がいいのかしら?』
『そうだな…』
『大丈夫だよ、ママ』
あたしは両親に心配させたくなくて言った。
『朝まで様子を見るか。でも凛、ツラかったら言うんだぞ?』
『うん、パパ、ママ…おやすみなさい』
『おやすみ』