キミの螺旋
それが両親と交した最期の言葉。

最期に見た両親の姿…

あたしはまだ熱が高くて朦朧としながら二階へと上がり、自分のベッドにもぐりこんだ。

身体の節々が痛い。まだまだ熱は下がらなさそうな気配がしていたけど、薬が効いてきたみたい…

あたしはゆっくりと眠りについた。



それから…何時間経ったんだろう?

ふと、目を覚ますと辺りはまだ暗かった。何の音もしない…だから深夜なんだろうって思った。

《…身体が熱い》
《あぁ…頭も痛い》

《…変だな…》
《身体中が痛いよ…》

《ここは…ドコ?》
《真っ暗な空間にあたし独りきり…暗い…》

あたしはかなり寝ぼけていたらしい。自分の身体が熱を帯びている事に気付かず、起き上がってぼーっとしていた。

《…頭が重いなぁ…まだ…熱が下がらないんだ…》

ようやく熱があって寝ていた事を思い出した。だけどさっぱり薬が効いてない事にガッカリしていた。

その時、部屋の外から物音がしたような気がした。

《…?…誰か…起きてるのかな…?》

じっとして外の物音を聞いてみる。誰か…動いている気配がした。

パパかな?
ママかな?

あたしはそっと部屋のドアを開けた。
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