*ΒaD boY,SaD girL*
[Tension]
コンコン・・・
2回目のノック
返事は・・・ない。
里沙は寝ているのだろうか。
病室の前で一人たちすくむ哉未。
さっきまで皆と一緒に待合室いた哉未は「便所にいってくる」と智貴に告げるとトイレに行かずフラフラとここに来てしまった。
コンコン・・・
3回目のノック
やっぱり返事は・・・なかった。
『里沙・・・』
ノックしていたやり場のなくなった右手をグッと握り締める。
『・・・ふぅ』
何故こんなにも緊張しているのか自分でもよく分からない。
哉未は、ゆっくりとドアノブを掴む。
一度、深呼吸をしてドアノブを掴んだ手に力を込めた。
ゆっくりとゆっくりとドアを引いた。
ガララ…
静かな部屋にドアを引く音が響く。
『・・・』
病室に足を踏みいれ、一気に空気が変わった気がした。
部屋は真っ暗で窓からの月明りがベッドを照らしている。
6つあるベッドは1つを除いて全部、空いていた。
『・・・』
哉未はこの何とも言えない空気の中慎重に里沙のベッドへ歩んでいった。
2回目のノック
返事は・・・ない。
里沙は寝ているのだろうか。
病室の前で一人たちすくむ哉未。
さっきまで皆と一緒に待合室いた哉未は「便所にいってくる」と智貴に告げるとトイレに行かずフラフラとここに来てしまった。
コンコン・・・
3回目のノック
やっぱり返事は・・・なかった。
『里沙・・・』
ノックしていたやり場のなくなった右手をグッと握り締める。
『・・・ふぅ』
何故こんなにも緊張しているのか自分でもよく分からない。
哉未は、ゆっくりとドアノブを掴む。
一度、深呼吸をしてドアノブを掴んだ手に力を込めた。
ゆっくりとゆっくりとドアを引いた。
ガララ…
静かな部屋にドアを引く音が響く。
『・・・』
病室に足を踏みいれ、一気に空気が変わった気がした。
部屋は真っ暗で窓からの月明りがベッドを照らしている。
6つあるベッドは1つを除いて全部、空いていた。
『・・・』
哉未はこの何とも言えない空気の中慎重に里沙のベッドへ歩んでいった。