魔法使いの巫女少女Ⅰ
未来はまさかという思いだった。
慎にそんな一面があったなんて。
だが、慎は放心状態みたいだった。
(あれっ…?)
どうやら、それすらも違うらしい。
でもそうしたらもういないではないかー。
そう思い、もう一人いたことを思い出す。
(まさか、わたし・・・?)
でも私は可愛くないし、優しくもないし……。
どう考えたって違うに決まってる。
(僕は好きでもない奴を抱きしめたりしないよ。)
そう慎の言葉が脳内で繰り返される。
それでも、私ではないはずよー。
否定しようとするとまた言葉が繰り返される。
(好きな子が言ったことを信じない奴なんていないでしょ。)
そんなことを言われたら、勘違いしてしまう。
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