生存税


パシッ...

と横から、軽く握っていたスマホをいとも簡単に何者かによって横取りされた。


「...返してっ」


「あんた、何やってんの?」


僕のスマホを取り上げたのは、背の低い少女だった。


「どうせ、警察に連絡するんでしょ。」


少し猫のようなツリ目で、顔はとても小顔で美人だ。身長は150前半くらいの小ささであるが顔は大人っぽいことから年齢はわからない。長い髪はポニーテールに結ってあり、かなり短いスカートで、カジュアルな服装。



「...そう、だよ。」



的を当てられたような感覚に、少し困惑する。


「そんなのしても、無駄。やめときな。」


「なんで、君にそんな事言われなくちゃいけないんだ。」


「あんたは最近引っ越してきたのかも知れないけど、私は前から見てきたからわかるの。」



初対面の上に明らかに隼の方が年上なのに対し、生意気な口調で、なかば圧倒される隼。



だけど、まだ名も何も知らない他人にべらべら喋る訳にはいかない。


「君は、誰なの?」

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