生存税
「何にせよ、梨恋ちゃんから色々聞いた。」
改めてこの町は腐ってるって思った。
まだ理由はわからないけど、国ぐるみでやばいことしてる。助かる方法は、金を払うか誰かを犠牲にするか。
「ねぇ、..グレンも、誰かを犠牲にして生きてるんでしょ?」
「...え?」
「誰かを犠牲にすれば、この町で生きれる。..そうなんだよね?」
グレンは、一瞬顔を下に背けた。
怒らせてしまったのかとも思ったけど、それでもいい。僕は、グレンに何があったのか、真実を聞きたい。
「黙れよ...黙れ!!」
顔を上げたと思えば、人格はあの一瞬にしてアランに変わっていた。
肩を押され、床に強く倒される。
そして、一発その細い指の拳で思い切り頬を殴られた。
「..それでいいよ。」
身体を振り切って、今度はアランを床へと倒して形勢逆転する。
「殴っていいから、全部聞かせて!」
