青空の下で
「俺はお前がいないほうが平和に過ごせるけどな」
ドキッと心臓が高鳴る。
なんで?
岬君は今まであまり会話の中に入ってこなかったから、きちんと声を聞くのは初めてだった。
春樹君の高い声とは違って、男の子って感じの太い声。
男って実感してしまうだけで、私の心臓は大きく脈打つ。
「部活まだ始まってないんだな」
「岬達とは違うもん。岬は入学前からでしょ?!」
「あぁ。春休みなんてなかったからな」
……とさっちゃんと岬君のやり取りを聞きながら、ますます心臓の音が大きくなる。
「紗枝ちゃん、お顔が赤いですよ?」
春樹君の言葉で2人が私のほうに振り向く。