青空の下で

泣きながら布団の中へ入り、気がつくと朝だった。



カーテンからは朝日が漏れて、部屋の中は明るく照らされている。



今日は一日中こうしていたい。



でも、私には休みの日にダラダラと家にいることは許されない。



ドンドンと部屋のドアが叩かれる。



「いつまで寝てるの?」



「もう、起きてます。着替えてるところなので、すぐに行きます」



「さっさとしてよね」



急いで着替えをして、顔を洗う。



そして、いつものように朝ごはんの食器を片付け、洗濯、掃除と手早くこなした。



ふぅ~やっと終わった。



時計を見るともう12時をさしている。



そろそろ出かけよう。



毎週、土日の午後は家にいることが出来ない。


部活に行きたいところだけど……



展覧会に作品を出さない私は土日にわざわざ行ってやることなんてない。



でも、行くところもないし、もしかしたらさっちゃんがいるかもしれないと思い、学校へ向かって自転車をこぎはじめた。



自転車に乗っているときに感じる風は大好きだった。



この風に包まれていたら、このまま自由になれるような気がする。



羽がついたら好きなところへ飛んで行けるんじゃないかって思えるくらい。

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