空に虹を描くまで
わたしがどうしてここまで自信をなくしたのか、もう一つ思い当たる理由がある。
実は中学を卒業する間近にわたしたちのクラスで卒業パーティをすることになった。
担任の先生にも相談をして、放課後少しだけ体育館を貸し切って本格的にやろうと計画をしていた。
何人かグループに分かれて、それぞれステージで何かショーをすることになった。
その時、由美とわたしと他4人の合計6人でガールズバンドを結成した。
わたしはキーボード担当。
その時、せっかくだからオリジナルの曲をやろうということになった。
これが間違いだったんだ。
別に曲作りをわたしが担当したわけでもないし、みんなで作ろうということになっていたにも関わらずわたしは夢中で作った。
受験が控えているというのに。
もともとわたしがピアノを習うこと自体にお父さんが反対していた。
なぜかは知らない。
わたしがずーっとお願いをしていてお母さんもお父さんに頼んで、やっと妥協をしたくらい。
そんな環境にも関わらず、勉強をすっぽかして曲作りに専念してしまったんだ。
ヘッドホン付きの電子ピアノで作っていたため、音がなっていることがばれず、うまいこと隠せていたけど途中でばれてしまった。
かなり怒られて、ものすごくモメて喧嘩もして、だけど最終的にはお父さんのいいなりになってしまった。
結局わたしはバンドメンバーから抜けて、パフォーマーとしてステージに立つことはなかった。
その時は司会者って形で進行役を務め、別の形でステージに立った。