エリート御曹司が過保護すぎるんです。
 ……でもいいか。

 彼が私を好きだと言ってくれたから。
 私を手に入れるために、必死だったと言ってくれたから。
 そんなふうにストレートに気持ちをぶつけられてしまったら、素直に受け入れるしかない。

 なんといっても、暑い夏を吹き飛ばすような、すてきな恋が手に入ったのだ。


(帰ったら、さっそく自転車を買いにいかなくちゃ)

 私も彼の頭にもたれかかり、幸せな気分で眠りにつく。


 サマータイムは、通勤のときの景色を変えてくれたとともに、恋する人の新たな一面も見せてくれた。
 あんなに苦手だった夏が、今年からは、ちょっとだけ好きになれそうな気がした。

      -END-


※桃子編、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
 引き続き、二階堂視点のお話をお楽しみください。
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