恋は突然に 意地悪なあなたの甘い誘惑

「お疲れ様です!今日この後、食事会になるので、19時スタートです。」
スタッフからの言葉に綾乃は大きく息を付いた。

(- なんとか終わった…。)

「綾乃ちゃん、洋服着替えるから、こっち来て。」
三輪に声を掛けられ、綾乃は三輪について行った。
「これでいっか。」
そう言うと、三輪は柔らかいふわっとした黒のワンピースを綾乃に渡した。
「せっかく、綺麗にしたんだから、仕事の時は可愛いカッコして。あたしからのお願いよ。」
三輪の口調に綾乃は苦笑した。
「解りました。」
そういうと、綾乃が着替えた。
「じゃあ、食事に行きましょ。沖縄の海を見ながらのバーベキューとか素敵よね。」
三輪は笑顔で言った。
「そうですね。」
綾乃も素直に同意した。
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