私に触れて、そして殺して
嘘偽りを並べて安心させるのが
いいことなの?
三吉さんもレンも、どうかしている
「サラのお父さんは、サラのことを心配していたよ。言葉には出さなかったけど、あの人の話を熱心に聞いていた。良いお父さんだね」
レンの言葉に
田舎を出たいと反発し
毎日のように喧嘩をしていた時期を思い出す
あれから、お父さんと話すことが減り
顔を合わせば喧嘩ばかりで…
結局、仕事を辞めたことも
お父さんではなく
お母さんだけに伝えていた
『…元気にしてた?』
「気になるんだ」
『そりゃ、自分の親だから…』
「なら、もっと連絡を取るべきだったんじゃない?失ってからじゃ遅いよ」
レンは少し悲しい顔をして
私の頭を撫でている
それは、どういうことなのか
聞くに聞けない雰囲気だ