私に触れて、そして殺して


三吉さんの話だと
連絡が取れていなく
心配で部屋を訪ねたと言う

三吉さんは私がいることを伏せ
帰って来たらタツヤに連絡すると伝えたそうだ


「それと…余計なお世話だったかもしれないけど、三日前に見た時、泣いて帰って来たって伝えといたよ。驚いた顔をしていた」


そうですか…、と言葉に出すが
どうしようと言う気持ちにもなる
タツヤって
そんな心配するような人だったかな?
連絡ないからって
わざわざ部屋を訪ねてくるような人だった?


少し前だったら
そんな行動も嬉しく思えていただろうが
今は何も感情がない

あんなに好きだったのに…


ピロン、と静まった部屋に音が響いた
手にしていたスマホにメールが届く
画面をタップすると
相手は今しがた部屋を訪ねて来たタツヤ

< 47 / 248 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop