私に触れて、そして殺して


手元に残ったのは、衣類だけ
リサイクル業者に引き取りをしてもらったおかげで、少しだけだが貯金ができた

事故物件になってしまうのだろうかと
少し不安になったが特に問題はなく
今では新しい住人が住んでいる



「たまに、外食でもする?」


『え?そんな、悪いですよ』


「だから、たまにだよ」



生活費全て、三吉さんもち
だからこういうお誘いは嬉しいが
本当に申し訳なく思ってしまう

こうして
たまに、二人で外食をする
私に気を使ってか
あまりガヤガヤしていないお店を予約してくれて、尚且つ個室が殆どだ

外食も必ず平日の夜
それも私のことを考えて…
とてもありがたいし嬉しく思う

もしかして
三吉さんは私のことを…?と
思ったりもしてしまう

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