私に触れて、そして殺して


サラッと口にした言葉に
私の鼓動は早くなってしまう

また
三吉さんの優しさに甘えてしまった
こんなに良くしてもらって
申し訳ない気持ちと嬉しさも込み上げてくる


いくつかの候補の中から絞り
次の休みに二人で内見に行くことになった
それからの私は
地に足がついていないかのように浮足

毎日が楽しくて、幸せで
そんな私をランジェリーショップのみんなは
若干呆れ顔だが
温かく見守ってくれている


『すまません、試着したいんですけど』


その声に、はい、と顔を上げた
そこには思ってもみない人が立っていた


「…あら、ここで働いてるの?」


へぇー、とニヤッとしながら
私を見てきた
私をいじめ、タツヤを奪った女だ

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