冷血部長のとろ甘な愛情
真っ直ぐと真剣な瞳で嬉しいと言われて、心が大きく揺れる。彼に求められているのが分かる。彼はずっと私に会うことを願って、求めていた。

言われて悪い気分にはならない。寧ろ嬉しいくらいだ。
部長がうちの部に来たときの印象は最悪で、苦手な人だと思った。強引で意地悪な人だとも思った。

だけど、今こうしていろんな思いを聞かされて、印象は大きく変わる。

何よりも冷たい人だと思っていた部長は意外に優しいことも少し前から分かっていた。


「ところで一応確認だけど、坂本とはどうした?」

「坂本くんとはもう会社以外で二人で食事をしたりしないと言って、向こうも分かったと納得してくれました。坂本くんとの関係は終わりにしました」

「それならいい。あいつと君が今日も一緒に楽しくしているかと思うとイライラむかむかしていた」


私は部長を苦しませていたようだ。この人を苦しませたくないし、悲しませたくもない。部長にはいつも私を優しい目で見ていて欲しい。
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