冷血部長のとろ甘な愛情
「再会してからの君は見るたびにかわいくて、つい意地悪なこともしてしまったけど……本気で好きなんだ。俺と付き合ってくれないか?」


私を求めてくれる告白に心が震えた。彼は今テーブルの上にある私の手をギュッと握っている。その手はあたたかく、心まであたたかくなってくる。

私は誰かに求めてもらいかったのもしれない。それで坂本くんに体だけでも求められたことに喜びを感じて応じたのかもしれない。

割り切った関係だと自分自身にも言い聞かせながら。

私がずっと求めていたのは部長のような人だったのかな。彼はきっといつまでも私を愛してくれる。そう思うと迷う気持ちは全くない。

しっかりと部長の目を見て答えた。


「はい。こんな私で良ければ、よろしくお願いします」

「ありがとう。急な話になるけど、明日は休みだから寂しがりやの俺と一緒にいてくれないか?」

「はい、いいですよ」


部長にここで待っていてもらい、私は一度家に帰り、泊まるための着替えなど荷物を持ってきた。

カフェを出たのは閉店時間の10時だった。
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