冷血部長のとろ甘な愛情
テレビで見たケーキのことを覚えていてくれるなんて、さすが晴生。

晴生もポイントが高いな。

あれ? もしかして……。

もしかして晴生は坂本くんに対抗してる?

クッキーよりもケーキって……坂本くんに嫉妬して、対抗してきたのかな。

あ、どうしよう。

口元が緩んでしまう。


「もしかして、もしかして」

「なんだよ? 何で締まりのない顔してる? 何が楽しい?」

「坂本くんに嫉妬したの?」

「……っつ! もう聞きたいこと終わったから、戻ろう」


微かに頬を赤くした晴生は私から視線を外して、ここを出ようと動く。

待って!

出てしまうのを止めようと急いで、後ろから抱き付いた。晴生は体をビクッと揺らしてから、動きを止めた。


「ちゃんと言って。嫉妬してくれたの? ねえ、はる……んっ!」


勢いよくこちらに体を向けた晴生は勢いよく私にキスをしてきた。


「んんー! は、はる……んっ」


離れようとするとまたしてくる。

あー、もう。

晴生のキス、好き。
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