冷血部長のとろ甘な愛情
半年後の開催だから、まずはそろそろプロジェクトを組まなければならない時期だ。

でも、部長は私に任せるのを躊躇っているように見える。なにか問題でも?


「今回は俺がリーダーになるから、神原さんは副リーダーとしてやってもらいたい。どうかな?」

「部長がリーダーですか?」

「部の内容を把握するにも部員を把握するにも良い機会だと思っている」


部のことを知るには確かに良い機会だろうけど、展覧会のリーダーにならなくても知ることは出来ると思う。


「部長の考えは分かりますが、部長が指揮を取るほどではないかと思います。全てそちらに報告もしますし、稟議等の承認もお願いするようになりますので、そこで把握出来るかと……それに、お忙しいでしょうし」

部長はわが部の総リーダーだから、一つのイベントに時間を裂くのは難しいと思い、私なりの意見を述べた。


「なるほど、君はおとなしく返事をするタイプではないんだな。自分の意見を発言するのは悪いことではない。でも、これは決定事項だ。この部での最終決定権は俺にある」

「それはそうですが、決定事項と言い切るのはずるくないですか?」
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