冷血部長のとろ甘な愛情
「部長、こちら新しいお箸です。どうぞ」
「ああ、ありがとう」
自分のいた場所に戻ろうとした坂本くんは部長がいたので、新しい箸をもらってきて空いていた私の前に座った。
箸が届いたから部長の分を取ろうと手を伸ばしたが、「うん、うまいな」という声が取る前に聞こえる。
いつのまにか私の取り皿から私の分の刺身を食べていた……それは私の分だから、勝手に食べないでよ。
そんな思いを込めて睨みを利かせるが、そんな思いは届かず。仕方なく私の皿は部長に渡し、新しく取ったのを自分の前に置いた。
「サーモンくれ」
「は?」
「ちょっ、待って」
「なんだよ、サーモン食いたい」
新しく取ったサーモンに箸を伸ばしてきたから、その手を掴んで止めた。止められたのが気に入らないようで眉をひそめているが、「食いたい」と言う声は甘えているような声だった。
絶対に酔っている。
目の下が紅潮していて、いつもの悪い目付きも少し柔らかくなっている。普段も苦手は相手だけど、今はもっと苦手。酔っ払いは面倒だ。
でも、酔っ払い相手にむきになっても疲れるだけだから、大人しく言うことを聞く方が無難。
「ああ、ありがとう」
自分のいた場所に戻ろうとした坂本くんは部長がいたので、新しい箸をもらってきて空いていた私の前に座った。
箸が届いたから部長の分を取ろうと手を伸ばしたが、「うん、うまいな」という声が取る前に聞こえる。
いつのまにか私の取り皿から私の分の刺身を食べていた……それは私の分だから、勝手に食べないでよ。
そんな思いを込めて睨みを利かせるが、そんな思いは届かず。仕方なく私の皿は部長に渡し、新しく取ったのを自分の前に置いた。
「サーモンくれ」
「は?」
「ちょっ、待って」
「なんだよ、サーモン食いたい」
新しく取ったサーモンに箸を伸ばしてきたから、その手を掴んで止めた。止められたのが気に入らないようで眉をひそめているが、「食いたい」と言う声は甘えているような声だった。
絶対に酔っている。
目の下が紅潮していて、いつもの悪い目付きも少し柔らかくなっている。普段も苦手は相手だけど、今はもっと苦手。酔っ払いは面倒だ。
でも、酔っ払い相手にむきになっても疲れるだけだから、大人しく言うことを聞く方が無難。