冷血部長のとろ甘な愛情
真面目な坂本くんが、恋人がいるのに他の女と関係を持つとは誰も思わないだろう。私も思わなかった。


いつも入るラブホテルは決まっている。部屋は同じではないが。

窓のない部屋に入り、坂本くんはジャケットをハンガーに掛けてシャツのボタンをはずしていく。

私はガラス張りのバスルームに行き、シャワーを浴びる。そして、私が出ると入れ替わりに坂本くんが入る。

私はベッドで出てくるのを待つ。

この一連の流れは関係をもった一年前から変わらない。私たちが体を重ねるのは一か月のうち一回だけ。坂本くんには八年も付き合っている彼女がいて、大事にしているらしい。

大事にしているならなぜ浮気をしているのか?と疑問に思うのが普通の人だろうけど、罪の意識はないらしい。

私も坂本くんの彼女に対して罪の意識はない。だから、平気で彼女のいる人とやれる。

私たちは、このセックスをスポーツのようなものだと思っている。

私に恋人が出来たらやめるつもりではいるけど、今のところはいないし、出来る気配もないのでやめるつもりはない。
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