冷血部長のとろ甘な愛情
まさかここで二人に会うとは……奈由ちゃんもビックリした顔で「お疲れさまです」と頭を下げた。
専務は優しく「うん」と頷いて、奥の席へと歩みを進ませる。
部長もそのまま行くのかと思ったけど、動かず私の顔を見てきた。
「神原さん、会議に少し遅れるかもしれないけど、俺を待たずに始めておくようにして」
「あ、はい。分かりました」
「ここ、米粒ついてる」
「えっ……あ」
部長は険しい顔で私の口端に付いていたらしい米粒を取り、そのまま自分の口に入れた。
そして、呆然とする私に目もくれないで専務が待つ席へと歩いていく。
今、一瞬だったけど何した?
米粒? どこよ?
私は口元を手で押さえる。
「神原さん、神原さん。大丈夫ですか?」
奈由ちゃんが私の顔の前で手を上下に振る。
「えっ? ああ、大丈夫よ」
「ビックリしましたよ。神原さん、部長と仲がいいんですか?」
「なんで? 仲なんてよくないに決まっているでしょ」
「だって、口に付いている米粒を取って食べちゃうなんて、恋人同士がすることですよ。それか部長が神原さんを好きとか?」
専務は優しく「うん」と頷いて、奥の席へと歩みを進ませる。
部長もそのまま行くのかと思ったけど、動かず私の顔を見てきた。
「神原さん、会議に少し遅れるかもしれないけど、俺を待たずに始めておくようにして」
「あ、はい。分かりました」
「ここ、米粒ついてる」
「えっ……あ」
部長は険しい顔で私の口端に付いていたらしい米粒を取り、そのまま自分の口に入れた。
そして、呆然とする私に目もくれないで専務が待つ席へと歩いていく。
今、一瞬だったけど何した?
米粒? どこよ?
私は口元を手で押さえる。
「神原さん、神原さん。大丈夫ですか?」
奈由ちゃんが私の顔の前で手を上下に振る。
「えっ? ああ、大丈夫よ」
「ビックリしましたよ。神原さん、部長と仲がいいんですか?」
「なんで? 仲なんてよくないに決まっているでしょ」
「だって、口に付いている米粒を取って食べちゃうなんて、恋人同士がすることですよ。それか部長が神原さんを好きとか?」