冷血部長のとろ甘な愛情
奈由ちゃんはお味噌汁を一口飲んでから、部長の不可解な行動の謎を解こうと顎に手をやって首を傾げた。
「そんなの深く考えなくてもいいから。味見でもしたかったんじゃないかな?」
「でも……」
私は変な誤解や想像をされたくなくて、話題を新商品のシャーペンの売れ行き状況に変えた。
「久々に大ヒットしてるらしいよね」
「嬉しいですよね! この時期に売り上げがよくなっていたらボーナスが期待できるかななんて思ってしまいましたよ」
「あー、そうね。でも、夏じゃなくて冬に反映されてる思うわよ」
「冬かー。楽しみにしておきます」
話題を変えてみたものの、私の頭の中はさっきの米粒のことだった。
今は米粒よりもあと15分後に始まる会議のことを考えなくてはいけないのに。
自分のデスクに戻り、資料等を抱えて会議室に行くと坂本くんともう一人担当している後輩社員が準備をしていた。
坂本くんに部長が遅れてくることを伝えると強張っていた彼の顔が少し緩む。私は彼の肩を叩いて激励した。
「そんなの深く考えなくてもいいから。味見でもしたかったんじゃないかな?」
「でも……」
私は変な誤解や想像をされたくなくて、話題を新商品のシャーペンの売れ行き状況に変えた。
「久々に大ヒットしてるらしいよね」
「嬉しいですよね! この時期に売り上げがよくなっていたらボーナスが期待できるかななんて思ってしまいましたよ」
「あー、そうね。でも、夏じゃなくて冬に反映されてる思うわよ」
「冬かー。楽しみにしておきます」
話題を変えてみたものの、私の頭の中はさっきの米粒のことだった。
今は米粒よりもあと15分後に始まる会議のことを考えなくてはいけないのに。
自分のデスクに戻り、資料等を抱えて会議室に行くと坂本くんともう一人担当している後輩社員が準備をしていた。
坂本くんに部長が遅れてくることを伝えると強張っていた彼の顔が少し緩む。私は彼の肩を叩いて激励した。